ブランド資産を核に事業成長を実現する
飲料メーカーB社における新規事業開発プロジェクト
-
PROBLEM
課題点
-
B社は主力製品である健康飲料を中心に、他事業も展開する老舗企業。成長期には、日常的な摂取により健康を維持する製品として独自のポジションを確立していましたが、昨今のトクホ・サプリメントを中心とした健康関連商品の登場により、B社の事業は停滞傾向にありました。
そこで博報堂コンサルティングは、B社の中長期における成長戦略(将来の成長方向性)策定を支援し、主力製品以外の新たな事業領域・新製品の創出をサポートしました。
-
SOLUTION
解決策
-
「主力製品のイメージやブランド力が強いB社においては、生活者のニーズや大手競合との差別化を意識しつつ、B社の持つ既存製品、技術、ブランドイメージ等の“らしさ”を活用した新規事業・新製品を展開することが必要だと考えました。」プロジェクトを担当したメンバーは当時をこう振り返ります。
成長戦略の方向性を探るため、プロジェクトチームは市場調査、社内ヒアリング、生活者インタビューを実施。経営層とも議論を重ね、これまで人々の健康を支えてきたB社のブランド資産をレバレッジさせるような成長方向性として「綺麗に歳を重ねることを応援する」というビジョンを導き出しました。
さらに新たなB社の方向性を体現する製品を生み出すべく、プロジェクトチームは生活者へ向けたアンケート調査を実施。生活者のニーズや事業規模、B社らしさを考慮し、売り出すべき新製品のコンセプトを固めていきました。
-
RESULT
結果
-
その後も、クライアント社内の意思決定を支援するための売上シミュレーションの構築や、新製品販売に必要な組織体制の変革をサポート。成長戦略や製品コンセプトの策定だけにとどまらない踏み込んだ実行支援により、新製品の販売が実現されました。
B社は現在も、策定したビジョンを軸に新製品を展開し続けており、さらなる企業成長に向け挑戦しています。